運転する時の注意
キャンピングカーは装備が多いため、通常の運行前点検に加え、次の事項も確認してください。
- 外部後部の100V差込プラグを抜いてコードを収納したか。
- 各収納庫を収納しロックしたか。
- 荷物は確実に固定したか。
- サイドオーニングは収納したか。
キャンピングカーは、一般乗用車に比べて重心が高いため、走行中のローリング(横揺れ)やピッチング(縦揺れ)が大きくなります。また、横風の影響を受けやすいので高速道路走行時は特に注意して安全運転を心がけてください。
サイドオーニング
- 車内に搭載のオーニングドライバーを出しオーニング右側の引き出しフックにかける。
- 左に回し50cm程ひさしを出したら足を出し、それから引き続き出してください。脚を出さずにオーニングを引き出すとステーが曲がったり折れたりする可能性があるのでご注意ください。
- 地面が土の場合は、付属のペグを打ち付けてください。
- ※雨の日に使用する時は片側の脚を少し縮めておくと雨水が溜まりづらくなります。
- 強風時のご使用はお控えください。また、使用中は、ぶら下がったり、重いものをかけたり等、強い負荷をかけずにご使用ください。
- 閉じる時は右に回し、開くときの逆の手順で50cm程度まで閉じてから脚を畳んでください。
- 最後はプレートが出てきて閉まるまできちんと閉じてください。
- 各部のボルトに緩みやガタつきがないか、走行前に確認してください。
雨天時、風が強い時、就寝時、また長時間車からは離れる場合には必ずオーニングは閉めるようにしてください。
オーニングの扱いには充分にご注意下さい。
CDWにご加入されていても 注意事項を厳守せずに、設備を破損した場合は車両保険も適応外になります。
また車両保険適用外の設備もございます。 (事件後に調査致します)
天候や環境によっては利用を避けたほうが良い設備がございますので 充分に注意をして頂き 使用方法を充分確認の上操作してください。
サブバッテリー・12V電源・外部充電器
- サブバッテリーは床下のバッテリーケースに入っています。
- 12Vシガーソケットは100Vコンセント上に設置されています。電源はサブバッテリーから供給されていますのでエンジンを停止している状態でも12V電気製品・DC/ACインバーターを使用することができます。
- 収納式ギャレー側に設置のバッテリー残量計でサブバッテリーの状態がわかるようになっています。メーター横にあるスイッチでサブバッテリーからの電力の供給を止めることができます。
- サブバッテリーを長時間使用したあとにエンジンをかけた時はメインバッテリーからサブバッテリーに多量の電気が流れますのですぐにエンジンを切らないようにしてください。メインバッテリーが上がってしまいエンジンを始動できなくなる場合がありますのでご注意ください。
- 外部電源からバッテリー充電器はリアバンパー(ナンバープレート上)に設置されている外部電源ソケットに電源コード(後方上部キャビネットに収納)を接続していただき右側、収納式ギャレー内のブレーカースイッチで作動します。充電器本体は左スライドドアの足元(ジャッキ収納スペース)内に設置してあります。
- バッテリーをすべて使い切るとバッテリーの寿命が短くなります。充電しても使用時間が短くなったりする場合はバッテリーを交換してください。
外部100V電源・内部100V電源
- 車内の100Vコンセントは収納式ギャレー左側側面に設置されています。車両外側リアバンパー(ナンバープレート上)に設置されている外部電源コード(後方上部キャビネットに収納)を接続した時のみ使用できます。安全のため、収納式ギャレーの奥にブレーカーが設置されています。使用前にブレーカーが「入」になっていることを確認してからご使用ください。
- 外部電源のない場所で家庭用電化製品を使う場合は左側リア出窓横の外部コンセントが使用できます。後方左側、収納式ギャレー内にDC/ACインバーターが設置してあります。安全のため、収納式ギャレー内にブレーカーが設置されています。使用前にブレーカーが「入」になっていることを確認してからご使用ください。
LEDライト
- 利用の際はシンク上のバッテリーメーターのスイッチをオンにしてから、照明本体のスイッチで操作してください。
- LEDライトはサブバッテリーから電源を供給しています。サブバッテリーの充電は走行充電とソーラーパネル充電となります。長時間電化製品を使用したときは次回の使用前に外部電源から装備の「外部充電器」を利用して十分な充電をしてください。
タイヤ修理セット
- この車両はスペアタイヤレス仕様となっております。パンク等の際はオーバヘッドキャビネット後方の棚に修理剤・コンプレッサーが収納されています。使用方法は付属の説明書をよく読んでからお使いください。
ガスコンロ
- ガスコンロは車内で使いますと湿気や熱によりキャビネット等を変形、または出火の恐れもありますので基本的には車外にてお使いください。
テーブル
- 移動式テーブルは左後方家具部に固定収納できます。収納時は上部のロックがきちんとロックされているか良く確認してください。走行時や就寝時に倒れてくると大変危険です。
- 移動式テーブルは「左スライドドア」、「車内後方」にそれぞれ設置して使用することができます。使用するときはレールにロックを固定して使用するようにしてください。重いものを端に乗せるとバランスを崩し倒れることがありますので注意してください。
- テープルの脚をセットする際は脚の根元を矢印の方向にスライドさせ、ロックを解除してからおこしてください。
- 助手席・セカンドシートの背もたれ背面にもテーブルが設置されています。背もたれを前方に倒した状態で使用できます。
電子レンジ
- 電子レンジを装備しております。利用の際は、車内100Vのインバーターの電源スイッチを入れてご利用ください。
ソーラーパネル充電システム
- ルーフトップ上にソーラパネルを装備しています。サブバッテリーへ充電供給もソーラーパネルからものおこないます。充電状況は後方左側の収納式ギャレーの中に設置してあるメーターで確認できます。ソーラパネルからの供給を停止する場合はDC/ACインバーター下部の停止スイッチをオフにしてください。
ポップアップルーフ
- ポップアップルーフを上げれば大人が余裕で立てます。就寝スペース(1850×1100mm)2人就寝が可能です。
収納式ギャレー・キャビネット
- オーバヘッドキャビネットの収納は2kg程度の耐荷重を目安にご使用ください。右側後方上部にはロールペーパーを収納し、引き出して使用することができます。
- ギャレーのは右後方に収納されています。パネル下部を押すと少し浮き上がるのでそのままロックが掛かるまで上にパネルを持ち上げてください。
- ギャレーのスイッチ付き蛇口は電源を「サブバッテリー」から供給していますのでエンジン停止中でも使用することができます。その際、ギャレーにはあまり重いものをのせないように注意してください。
- ギャレーを使用する場合は、リヤバンパー上部の「給水口」から給水タンク(車輌床下に設置)に水を入れ、ギャレー裏に収納されている排水用ポリタンクを車輌外側右後方下部のホースにセットしてから使用してください。水は蛇口スイッチをまわすとでます。使用後はカチッと音がでるまで完全に戻してください。完全に戻さないとモーターがまわり続けてサブバッテリーの消耗に繋がります。
- シャワーノズルは左に回転させると流水として、右に回すとシャワーとして使用できます。
- ギャレーを収納するときは、ギャレーを少し持ち上げながらステー中央部分のフックを手前に引くとスムーズに収納できます。最後は、カチッと音がするまで押し込んでください。
- ※給水タンクに水が入っていない状態で蛇口のスイッチを入れないようにしてください。モーターが焼きつき故障の原因になります。
- 給水タンクを飲料水としてお使いになる場合は、使用前に必ずタンク横のフタをはずして中をよく洗浄してからお使いください。使用後は水をきり内部を拭き取り後、よく乾かしてから収納してください。乾かさずに放置するとヌメリやニオイが発生しますのでご注意ください。その場合はミルトン(哺乳瓶用洗剤)または酢を0.5%〜1%の濃さで洗浄するとニオイが取れます。
就寝マット・クッション
- マットはセカンドシート後方にセカンドシートと左右キャビネットで挟むようにして収納できます。枕はオーバーヘッドキャビネット左右前方にそれぞれ収納されています。
- マットを敷くときはセカンドシートを前方に倒し(車輌取扱説明書参照)フラットなスペースをつくってください。その際に手や脚を挟まないように注意してください。
FFヒーター
- Webasto社製。一般的にFFヒーターと呼ばれるシステムで燃焼時の吸気と排気が車外で行われ、室内の空気をクリーンに保つのが特徴です。
- FFヒーターのスイッチは収納式ギャレーの右側面に設置してあります。操作手順はスイッチのツマミを右へ回し、グリーンのランプが点灯すれば作動します。約2分後に暖かい風がでます。
- 電源もサブバッテリーから微量に供給するのでエンジン停止中でも長時間の仕様が可能です。